牧草 トリビア(豆知識)
牧草についてのちょっと知りたい情報、豆知識を少しずつですがご紹介いたします。 私が日頃感じていることや長年扱って来まして気がついたことも多く含みます。 全ての方のご家庭や飼育環境に当てはまるとは限らないのですが、ご参考になるとうれしいです♪^^
種類 牧草(干し草)の種類はたくさんありますが、一般的に良く知られている牧草の種類を書き上げてみます。 牧草によっては刈り取り時期により区別されている種類がございます。 合わせて書き上げてみます。 アメリカンチモシー* * 1番刈り・2番刈り・3番刈り カナダチモシー* * 1番刈り・2番刈り 北海道チモシー* * 1番刈り・2番刈り・3番刈り オーツヘイ ウィートヘイ アルファルファ・・・ルーサンとも呼ばれています。 スーダングラス オーチャード・・・マウンテングラスとも呼ばれています。 わら プレス 牧草をまとめる時に掛ける圧縮プレスの強弱を表しています。 シングルプレス* * 緩やかな圧縮です。葉や茎が潰れたり崩れたりすることが少ないためにクズの出る量も少ないです。また、牧草の様子や状態が良く分かります。 うさちゃん達は食べやすいようで大好きです♪ 日本で見かける種類は アメリカンチモシー 1番刈り、2番刈り・カナダチモシー 1番刈り、2番刈り・北海道チモシー 1番刈り、2番刈り、3番刈り・アルファルファ ダブルブレス* * ギッチリと高圧縮が掛かっています。圧力が高いため葉が崩れやすく茎も潰れていることがほとんどです。が、圧縮の関係でシングルプレスに比べて同じ重さの牧草が半分程度の小さな固まりとなりますので、一度にたくさんの量の牧草をお届けすることが可能です。 日本で見かける種類は アメリカンチモシー 1番刈り、2番刈り、3番刈り・カナダチモシー 1番刈り、2番刈り・オーツヘイ、アルファルファ、スーダングラス、オーチャード 1番刈りと2番刈りの違い 牧草の1番刈りと2番刈りの区分けは刈り取り時期の違いです。 1番刈り牧草は春から初夏にかけて最初に刈り取られた牧草を称します。 2番刈り牧草は1番刈り牧草が刈り取られた後に再び生えてきて夏の終わりから秋に刈り取られた牧草を称しています。 また、冬の初めに刈り取られる牧草は3番刈り牧草と呼ばれています。 見た目の違いについては 1番刈り牧草には大きな穂と太くて長いシッカリとした茎、幅広で長い大きな葉があります。 2番刈り牧草には穂はほとんど無く、細い茎と柔らかそうな葉がたくさん付いています。 その他の違いについては 1番刈り牧草は食物繊維が豊富で栄養価が高く健康な草食動物のみんなにはピッタリです。 1番刈り牧草を好きでおいしく食べているうさちゃんには1番刈り牧草以外の牧草を無理に食べてもらう必要は少ないと思います。 日本で販売されている牧草の大半は1番刈り牧草です。 2番刈り牧草は柔らかく食べやすいため嗜好性が高いです。 生まれて間もない赤ちゃんうさぎ、老うさぎ、病中病後、歯の悪いうさぎが食べたり、敷き草にするのにピッタリです。 うさちゃんによって牧草の種類、1番刈り、2番刈り、プレス等は好みがありますので、嫌いな場合、食べてくれない場合は無理に食べさせようとせずに 好きな牧草を見つけて食べさせていると牧草嫌いなうさちゃんを作らないように思います。 3番刈りチモシー ほとんどの部分が葉っぱで、細く、柔らかい3番刈りチモシーは、歯の悪い、病中病後など身体が弱っている、食欲がない、老齢、赤ちゃんのうさぎさんでも食べやすいようです。 チモシーの種を蒔き、1番初めに生えたチモシーが刈り取られ乾燥されて出荷されると1番刈り牧草と呼ばれます。 刈り取られるのは7月~8月頃です。 1番刈りチモシーが刈り取られた後に生えてきたチモシーが刈り取られ乾燥されて出荷されると2番刈りと呼ばれます。 刈り取られるのは9月~10月頃です。 3番刈りチモシーは2番刈りチモシーの後に生えてくるチモシーです。 生育は寒い時期になります。 成長した3番刈りチモシーの色合いは寒さと日照時間の少なさで元々くすんでいることが多いので、刈取後の時間経過と共に茶色く見えるようになることが多いです。 また、作られる農家は少なく、生産量も少ないため、日本に入荷されない年もございます。 3番刈りチモシーが日本に入荷されるのは春頃です。 牧草の刈取時期につきましては、その年の天候や気温により変化いたしますので、目安とお考えいただけましたら幸いです。 グレード 牧草には種類に関係なくグレードと呼ばれる牧草の品質を分けるクラスが決められています。 アメリカンチモシー牧草では、 最上品質のスーパープレミアムから プレミアム ナンバーワン ナンバーツー 酪農用 等と順位付けされて呼ばれていることが多いようです。 牧草の袋詰め うさぎ舎では新鮮で安全なおいしい牧草を草食動物のみんなに食べていただくために 通販ショップではご注文をいただいてから、すべての牧草を1つずつ心を込めて手詰めしております。 * 500gの牧草は、透明度の高い、中の牧草の状態が確認しやすいチャック袋へ1つ1つ手づかみで検品しながら詰めています。 * 2kg以上の重さの牧草は、ガラ袋へ牧草を傷つけないように、砕かないように気を配りながら、圧縮プレスで固まっているまとまりの切れ目を利用し、検品をしながら詰めています。 ただ、圧縮して運ばれてくる牧草をほぐすと限りなく広がってしまう牧草の特性上、検品には限度がございますことをどうぞご理解下さい。 ガラ袋に入っている当店オリジナルの梱包状態の牧草を見て驚かれる方がいらっしゃるのですが、 長年牧草販売をさせていただいておりまして、牧草が蒸れる、匂いが付くなど品質が劣化するようなことは1度もございません。 袋が破損して牧草や牧草クズがこぼれ出る等のトラブルが無く、かえって適度な通気で乾燥状態がよい様に思えます。どうぞご安心いただきご利用下さい。 うさぎ、モルモット、プレーリードック、馬、牛等の草食動物達は良く乾燥しているサラサラでパキパキの良い香りのする牧草が大好きです。 牧草を乾燥している良い状態に保つためには、牧草は湿気が嫌いですが、お日様や風はもっと嫌いです。お日様や風にあてると、乾燥や香りがどんどん消えてしまいます。 おいしい牧草がおいしくなくなってしまいますので、日光に当てて乾燥させようとしたり、風を当てて干すよりも、湿気のない綺麗な大きなビニール袋に入れて、中に大きな乾燥剤を入れ、シッカリと口を締め、出来るなら大型のピッチリと蓋が出来る収納BOXのような入れ物に入れて、涼しい、冷暗所のような場所に置いて下さい。 牧草を包むビニール袋の色は、うさぎ舎で使用しておりますような紫外線がもっとも通りにくいだろうとされている、黄色の色がベストです。言い方がおかしいかもしれないですが・・・ 牧草は生きて呼吸をしていますので、少しの湿気なら自分で解消することが出来て 自分自身で良いコンディションを作っているのではないかと私は感じています。 日本国内に流通しております輸入牧草は、日本の法律、植物防疫法に基づき検疫を受けています。 検疫で病害虫が発見された場合は必ずその全てが燻蒸処理を受けます。 これは病害虫等が万が一混入していた場合でもすべて死滅させるための手段です。 近年では牧草に染みこむ、降りかかる薫蒸による毒素を排除する方法、毒素抜きが確立され安全性が高くなったため 逆にこの頃はほぼすべての牧草の薫蒸がなされていることが一般的とのこと、アメリカンチモシーに限って言えば100%に近いとのことでした。 薫蒸処理が万が一の病害虫の日本への侵入を防ぐためのものであり病害虫の影響で牧草に携わる方々、動物たちの健康を損なうことがないよう病気などに感染させないようにするために重要で必要とのご説明を受けました。また、いまでは薫蒸処理被害はほぼ無いとのことでしたのでどうぞご安心下さい。 種類に関係なく1番刈り牧草の太い茎を堅いと説明されることが多いですが 乾燥の良い優秀な牧草は太い茎がサクサクパリパリとしていて、曲げればポキポキと簡単に折れ、食べても堅くありません。 その様子はまるで良く乾燥している、おいし~いおせんべいを食べた時に似ています。^^ 良く乾燥しているおせんべいは、けっして堅くなく食べやすいですよネ。 青々とした牧草は清々しくてとってもおいしそうに見えます。 私のうさちゃん達も柔らかいフワフワサラサラとした青い葉と茎を持つ新牧草が大好きです。 けれど、うさちゃんや草食動物は種類に関係なく乾燥の良い新鮮な牧草は大好きですが 青い牧草が好きな子と嫌いな子に分かれるのをご存じですか? 新牧草のように真っ青な牧草はほうれん草と同じで硝酸の含有量が多いです。 その、いごい?渋い?味が嫌いな子もいるのです。結構多いかも? 1番刈りなのに春や夏にものすごく青い牧草をたまに見かけます。 そんな季節はずれの真っ青な牧草は硝酸窒素を浴びているかもしれないです。 硝酸の採りすぎはお腹や体に良くないです。 刈り取られてからそれなりに時間が経ち自然と色が褪せくすんで見える牧草でも、 正しく保存管理されている高品質の牧草は、見た目が茶色くても香り高くサクサクとした歯切れを持っているのでみんな大好きです。 また、余分な硝酸が抜けていますので味わいもまろやかで口当たりがよく、お腹にも優しいとのこと。 かえって安全ですので安心して食べさせて下さいネ。 牧草のおいしさの決め手は青さではなくて鮮度、乾燥、香りです。 牧草の品質の決め手は青さではないことを、飼い主様がご理解下さり忘れないでいただくことが、みんなの健康へ続くかもしれないですね。^^ 牧草に虫が付いていると、大抵の方はビックリして気持ちが悪い思いをなさってしまうと思います。 チャタテムシ等、お米や穀物に付く虫の場合がほとんどです。 高温多湿の季節になりますと虫は発生しやすくなります。 特に保存方法や保存場所が牧草に適さない、虫の発生しやすい環境になりますと(気温、湿度、室温、それは配送途中のトラックの中の環境にも当てはまります))1日で大量に発生する場合もありますのでご注意下さい。 5月以降、高温多湿な季節になりましたら 牧草を購入される時は出来るだけ少量ずつを買い求められることが一番の対処方法です。 また、虫の発生は無農薬や低農薬の証拠であるとも言えます。 万が一、虫や虫の付いている牧草を動物が食べてしまっても安全とのことですが、ご心配な場合は動物病院にてご相談なさるとご対応いただけるようです。 うさちゃんのおしっこはその時々で色や濃さが変わりやすいように思いますが 牧草の色素によってもうさちゃんのおしっこの色が変わることがあります。 特に新牧草のように鮮度が良い牧草、2番刈り牧草のように葉っぱが多い牧草、青々としている牧草、を食べた時に多いように思えます。 時には血のように真っ赤にドロッと濃く見える場合もありドキッとして青くなってしまう時もあるのですが大抵の場合は何でもないことが多いです。 ご心配な時は人間用の尿検査紙を利用して尿潜血検査をされることをお薦めいたします。 日本に入荷されているアメリカンチモシーの大半(70~80%)はエレンズ産です。 うさぎ舎でお取扱いしております牧草は、スーパープレミアムとクラス分けされている最高品質グレードの牧草のみを厳選して販売いたしております。 お取引させていただいております輸入商社は、全国の動物園、サラブレッド育成牧場、競馬場、厩舎、酪農牧場、農場、等々へ出荷されている、牧草の安全性に大きく配慮している優良メーカーです。 うさぎ舎では、小さな草食動物みんなの健康と安全を守るために、品質、検品、梱包には最大限の注意をはらい買い付け、確認作業を行っておりますが、牧草は自然の農作物のため、刈り取り時期、刈り取られた場所、刈り取り後の保存期間の長短によりまして、太さ、色、葉の量、柔らかさ、しなやかさ、香り、成分、等々、状態に違いがございます。 いつでも、出来るだけ最高品質の変わりない牧草をお届けしたいと日々努力いたしておりますが、八百屋さんの店先に並ぶお野菜と同じでいくらか見た目が違って見える場合がございますことを、どうぞご理解ご了承いただき安心してお買い求め下さい。 高圧縮を掛けられベールにまとめられて運ばれてくる牧草は 思いもよらぬ異物(昆虫・鳥の羽・梱包のロープの切れ端・土・雑草・枯れ枝)が混入していることがあります。 高圧縮ベールにまとまっている牧草の特性上、検品には限りがあり気が付かず分からないままにお届けしてしまう場合がございます。 大変お手数をおかけいたしますが、異物混入がないかの確認をお願いいたします。(食べてしまうと危険な場合がございます。) 万が一、混入に気が付かれましたらご連絡下さい。 すぐにご対応させていただきます。 その他、牧草に関しましてのご質問は、いつでもご遠慮なくお問い合わせ下さい。 |
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